副業として軽貨物の運送を始める場合、会社が副業を認めているかの確認こと以外にもいくつかの注意点があります。まず1つ目が一定の金額以上の収入となった時に確定申告が必要となることです。軽貨物の運送による副業の収入が20万円を超えた場合は確定申告が必要となってきます。20万円以下の場合でも住民税の申告は必要となるため、必ず確定申告を行うようにしましょう。放置しておくと延滞税などを追加で支払わなければならなかったり、罰則の対象となることもあるので期間内に必ず申請をするようにしましょう。また軽貨物の運送業者で働く場合個人事業主として仕事をしている人が多いと思います。個人事業主として得た収入は事業所得という扱いになり、売上げや経費の額などの帳簿をつけなくてはなりません。そのため、自動車税やガソリン代・仕事用の携帯など経費として計上できそうな領収書はきちんと仕分けしてすべて保管しておきましょう。申告は面倒ですが、源泉所得税などが戻ってくる可能性もあるため面倒でもきちんと帳簿をつけることが大切です。2つ目の注意点が思ったほど収入を得られない可能性もあるということです。軽貨物の運送の仕事をする時、軽貨物のマッチングサービスを使用して個人で依頼を受けたり委託ドライバーとして軽貨物の運送の仕事を得ることが一般的です。しかし、軽貨物のマッチングサービスは必ずしも仕事が入ってくるわけではありませんし、業務委託の内容によっては報酬が低く、思ったほど収入が得られなかったり赤字となってしまうというリスクもあります。軽貨物の運送の仕事を始める場合はこういったリスクに遭う可能性も踏まえておく必要があります。最後の注意点ですが、あくまでも副業として軽貨物の運送をしているということを前提に依頼を引き受けるようにしましょう。休日だからと軽貨物の運送の依頼を引き受けすぎてしまうと思った以上に体力を奪われてしまい、休み明けの本業に差し障りが出てしまったり体調を崩す可能性もあります。本業をおろそかにしないためにも引き受ける運送の仕事の量は加減しておいた方が安心です。